iPhone15 Pro Maxでショートドラマを撮影する!?

iPhone15 Pro Maxでショートドラマを撮影する!?


「脱出遊戯」のショートドラマ。
iPhone15 proで撮影していることは様々なSNS等で公言しておりますが・・・
なぜ、一眼レフやミラーレス一眼、シネマカメラなどの専用機を使わずにiPhone15 Pro Maxでの撮影を行っているのか。
この記事ではそのあたりを書いていきたいと思います。

なぜiPhone15 Pro Maxでショートドラマを撮影しているのか!?

まず端的に第一として「手軽だから」

とても簡単な言葉になってしまいましたが、これが第一に挙げられます。
この理由として「脱出遊戯」というチャンネル。

実は、撮影陣というのは1人しかおりません。。。

通常のドラマ撮影といえば、カメラマンはもちろん、照明さん、音声さんや監督・助監督、カメラアシスタント、ADなど様々なスタッフが存在し、撮影の際には各々の役割を遂行します。
しかし、「脱出遊戯」では1人。
つまり、撮影の際にはすべてのことを1人で行わなければなりません。
即ち、機動的に現場で動ける必要があるわけです。

また、手軽さを優先する他の理由として、企画も機動的に行うためという側面もあります。

「脱出遊戯」のチャンネル運営は、基本的にシナリオ制作や撮影・編集などの制作面を担当するヤズと、俳優のキャスティングやスケジュール調整・チャンネルやSNS・WEBの運用の担当と2人で運営しています。
つまりはこの人員構成で且つ効率的且つ機動的にショートドラマ制作および公開を行っているわけです。

また、効率的且つ機動的に制作を行うにあたって、人員を増やせばできるというものではありません。

「脱出遊戯」撮影当日は、ほぼチャンネル運営陣(2名/必要の応じてサポート1,2名)+俳優(数名)という構成です。
恐らく可能な限りミニマルな撮影構成といっていいかと思いますが、ここに効率的且つ機動的な撮影を行う要素が詰まっています。
もちろん、人員を増やせば、もっと規模をスケールさせ、短期的に視聴者数やチャンネル登録者を稼げるかもしれません。
しかしこれを実現には資金的なハードルのクリアや、スケジュール調整等の煩雑さの解決が必要となってくるわけです。

現状、本格始動して間もない「脱出遊戯」。
こういった総称として敢えて「事業」という言葉を使いますが
「事業」立ち上げに際し、一定の柔軟さ(=機動性)を求められ、それを行うための資本やノウハウや資産の逐次投入が必要になってくると考えます。

以上の要素を踏まえ、「手軽だから」という結論に至っているわけです。

昨今のiPhone(スマホ)はスペックもすごい!


これも要素として大切です。
いざiPhoneで撮影するとなっても、昔のiPhone4や5などのようなスペックではドラマ撮影をこなすのはさすがに厳しいでしょう。
もちろん当時は当時で画期的であり、おそらくそれらで撮影をした動画をYouTubeなどにアップしていた方も多かったことでしょう。
しかしながら、この令和の時代ともなってはネット上で視聴できる動画の高画質化は顕著です。

ここでiPhone15 Pro Maxのカメラ性能を確認してみましょう

    カメラ

  • 48MPメイン:24mm、ƒ/1.78絞り値、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、100% Focus Pixels、超高解像度の写真(24MPと48MP)に対応
  • 12MP超広角:13mm、ƒ/2.2絞り値と120°視野角、100% Focus Pixels
  • 12MPの2倍望遠(クアッドピクセルセンサーを活用):48mm、ƒ/1.78絞り値、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、100% Focus Pixels
  • 12MPの5倍望遠:120mm、ƒ/2.8絞り値、3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正とオートフォーカス、テトラプリズムのデザイン
  • 5倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、10倍の光学ズームレンジ
    ビデオ撮影機能

  • 4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)
  • 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)
  • 720p HDビデオ撮影(30fps)
  • シネマティックモード(最大4K HDR、30fps)
  • アクションモード(最大2.8K、60fps)
  • ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps)
  • 最大4K、60fpsのProResビデオ撮影(外部ストレージでの記録時)
  • Logビデオ撮影
  • アカデミーカラーエンコーディングシステム
  • マクロビデオ撮影(スローモーションとタイムラプスに対応)
  • 1080pスローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)に対応
  • 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
  • ナイトモードのタイムラプス
  • QuickTakeビデオ
  • ビデオの第2世代センサーシフト光学式手ぶれ補正(メイン)
  • ビデオの光学式手ぶれ補正(3倍望遠)
  • ビデオの3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正とAF(5倍望遠)
  • 最大9倍(iPhone 15 Pro)と最大15倍(iPhone 15 Pro Max)のデジタルズーム
  • オーディオズーム
  • True Toneフラッシュ
  • 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p)
  • 連続オートフォーカスビデオ
  • 4Kビデオの撮影中に8MPの静止画を撮影
  • 再生ズーム
  • ビデオ撮影フォーマット:HEVC、H.264、ProRes
  • ステレオ録音

正直、何のこっちゃよくわからない機能もいくつかありますが・・・(iPhoneのカメラに関する更に詳しい事項はそれを専門に扱っているブログ記事等が多数存在するかと思いますので、そちらをご覧頂いた方が良いでしょう)
簡単に上記のスペックをピックアップするならば、24mmの4800万画素メインカメラ+13mmの1200万画素広角カメラ+120mmの1200万画素望遠カメラ、最大4Kビデオ撮影、強力な手振れ補正
そして極めつけとしては「シネマティックモード」!
この「シネマティックモード」、ご存じの方も多いでしょうが、撮影時はもちろん撮影後も被写体へのフォーカスや被写界深度を調整できる優れもの!
「脱出遊戯」内の動画でも多々使用されている機能です。

元来、iPhoneをはじめとするスマートフォンのカメラだけでは、細かくフォーカスを調整したり、被写界深度を浅くして被写体以外をぼかすといった撮影法は専用のアプリを入れる等しないと、なかなか難しかったポイントではあるでしょう。
iPhone13の頃より登場したのが、「シネマティックモード」。
この機能バージョンを追うごとに強化されており、iPhone15では4K撮影での使用も可能になり更なる強化がなされたとのこと。

これらの機能やカメラ性能の向上が今日ドラマ撮影の現場にもiPhoneでの撮影が可能になった要因でしょう。

撮影しているのはこんな人!


STUDIO YA2 ヤズ
個人発信をテーマにYouTube等をはじめSNSで動画発信を行う。
また大阪や名古屋の映像クリエイターを育成する専門学校でもゲスト講師を務めている。

YouTube:www.youtube.com/@YA2TV
X:x.com/STUDIO_YA2

「先生がサイコパスでした・・・」で使用した機材はこちら!


言わずもがな、知られた「Apple iPhone 15 Pro Max」


AI搭載スマートフォン用ジンバル「Insta360 Flow」


ワイヤレスマイク「RODE Wireless ME」


「HOVERAir X1 Smart」
「先生がサイコパスでした・・・」では、ワンカットのみドローンシーンがあります!

iPhone15 proで撮影されたショートドラマはこちら!

インタビューカテゴリの最新記事